リコーダー

 リコーダーは小学校3年生になると必ず習う、誰もが手にしたことのある楽器。それゆえ教育楽器のイメージが強いですが、実は700年の歴史を持つ、宮廷音楽には欠かせない、バロック時代には花形楽器でした。


 小1、小2のころはハーモニカが苦手で音楽はむしろ嫌いなほうでしたが、なぜか小3でリコーダーを手にしたとき、すっと吹くことができ、始業式の日に音楽の教科書を全部吹き終わってしまうほどとりこになりました。


 これほど誰もが手にしたことのある楽器なのに、これほど知られていない楽器はなかなかありません。「たかがリコーダー」と言われたこともありますが「されどリコーダー」とうならせたい。


 小学校で習うソプラノはもちろん、アルト、テナー、バス、ソプラニーノと5種類の音域のリコーダーを一人で曲によって吹き分けています。魔法使いのような「リコーダー使い」と呼ばれたことも。


 クラシックはもちろん、アニメ、歌謡曲、ジャズ、演歌、吹奏楽曲にオリジナルまでリコーダーソロで吹き、レパートリーは500を超えました。


 リコーダーを上手に吹くコツ、手入れの仕方もお伝えしています。上手に演奏するコツは技術的なことだけでなく、実は手入れの問題だったり、呼吸の使い方だったり、そして実は、うまく指が届かないのを補助するあまりに意外な道具もあるんです。ぜひ学校の出前授業に呼んでいただいて、子どもたちに直接教えることができればと思っています。

 

 学校での出前授業だけでなく、大人の楽しみ、指をよく動かし、息も使うことから生涯学習として、カフェで大人も楽しめるリコーダー教室を開催しています。子供たちが使う楽器と決めつけず、大人のたしなみとしてもぜひ!うちでリコーダー教室開いていいよ、といった声もお待ちしております。


 木の材質も様々で、中には中古車が買えるのではという価格のものもあります。教育楽器から大人のたしなみまで、魅惑のリコーダーの世界にあなたもぜひ!