障がい/多様な性

~障がいと向き合って~

 この杖をご存知の方は多いかもしれません。「白杖」と言われるもので、目の不自由な方にとって大切なパートナーともいえるものです。


 しかし、白杖=全盲というイメージを持っていませんか?ある程度、視覚のある方でも白杖を持っている方もいらっしゃるということをご存知でしょうか。


 コロナ禍になり、非接触が叫ばれる中、障がいゆえ非接触では生きていけません。杖は邪魔と、バスを引きずり降ろされそうになったり、タッチパネルが使えないお客さんは、と、来店拒否されたことも…。


 障害がない人のことを「健常者」と言いますが、常に健やかな人ってどれほどいるでしょうか?自身の経験をもとに障がいへの理解についても講演の中でお話ししています。


~多様な性について。性別はみんなの問題、みんなが当事者。人の数だけ性別はある!~

以下にLGBTについて紹介していますが、大前提として、

私はLGBTという言葉をあまり多用しないようにしています。演題からも外してもらっています。
そして、誤解を恐れず言えば、LGBTについては本当はあまり話したくありません。少しでも理解が進むならという一念で語っています。


今の私を見てくれず、結局本当は違うんじゃん、と固定観念がぬぐえず、激しい差別にも遭いました。

いろいろあれど、今を生きている、今の私を見てほしい!


多様な性はLGBTと言われる何か特殊な人のことを理解しようではなく、人はすべて望むと望まらざるとにかかわらず、性別と無縁ではいられないわけですから、性別違和まではいかなくても「らしさ」に悩んだ経験をした方は少なくないと思うからです。多様な性はみんなが当事者、みんなで考えてほしい問題です。

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あなたは性別欄の記入に悩んだことがありますか?

公共のトイレで男子トイレか、女子トイレか、入口の前で悩んだ経験はありますか?

多くの方が何の迷いもなく、性別欄に記入し、何の迷いもなくトイレに行っていることでしょう。

 しかし、自分の性別が分からない、何らかの違和感を抱えている人たちがいます。

セクシャル・マイノリティ(性的少数者)と呼ばれる人たちがいます。

「少数者」と言いながら、実は日本人口の7%、13人に1人いると言われています。

13人に1人と言えば、学校の1クラスに2人~3人いる計算になります。

そこまで 「少数者」ではないのです。

 LGBTQと言う言葉を聞いたことがありますか?

L=(身体の性が男性の場合も含め)心の性が女性で、女性を好きになるレズビアン

G=(身体の性が女性の場合も含め)心の性が男性で、男性を好きになるゲイ

B=男性、女性両方の性別が好きになるバイセクシャル

T=生まれた時の法的・社会的な性別と異なる性を生きる人、生きたいと望むトランスジェンダー

そして、Q=自分の性別がはてなマークな状態。

 私は生まれた時は男の子として生を受けましたが、生後半年で「点頭てんかん」を発病、

暑い寒いもわからないほどのマヒ状態に陥りました。病気との直接の因果関係は分かっていませんが、

幼い時から明らかに普通の男の子と成長が違っていたそうで、思春期に入ると、ぱっと見、

男性の身体でありながら、心だけでなく身体も男性になりきれない、でも女性の身体にもなりきれない

ことで苦しむようになりました。悩んだ末、性別への違和感と真正面から向き合い、自分が生きたい性、

女性として生きる決意をしました。

 性別に関する悩みはあまりに幅広く、それだけいかにあらゆるところに性別が付きまとっているかを

実感します。ここではブログ形式で、連載で、セクシャルマイノリティに関する様々な悩み、エピソードを

紹介していきます。性別は決して男、女の二つだけではないということを少しでも知って下さい。

リコーダー・レインボーアースでは「多様な性」に関する啓発・支援活動を行っています。

出前授業や人権研修も行っています。詳しくはSNSのページの「リコーダー・レインボーアース」をチェック!